ドラックストアなどで、「ダイズ種子エキス」「ダイズエキス」「豆乳発酵液」「ダイズ発酵エキス」「ダイズイソフラボン」と表示されている化粧品を見たことはあるのではないでしょうか。この中には、イソフラボンが含まれています。イソフラボンとは、大豆胚芽(大豆の端にある芽の部分で、大豆全体の約2パーセントに濃縮されているポリフェノールの一種です。大豆サポニン・大豆レシチン・大豆タンパクなどの栄養素が凝縮されています。

　化粧品に含まれるイソフラボンは食品に含まれるイソフラボンとは異なり、肌に浸透するように開発されています。イソフラボンが含まれる化粧水には、主に以下のような効果があります。

【効果１】　お肌に潤いを与えてハリ・ツヤを出す

潤いやツヤのない乾燥したカサカサ肌になってしまう原因はコラーゲン不足にあります。

コラーゲンとは皮膚などに存在しているたんぱく質の一種です。

イソフラボンには、このコラーゲンの生成を助ける効果があります。

したがって、イソフラボン入りの化粧水がお肌に浸透することでコラーゲンが生成され、お肌にハリ・ツヤが出るというわけです。

【効果２】　シワ、シミ、ニキビなど肌トラブルの改善

イソフラボンの効果によってコラーゲンが増えることで肌に潤い・ハリが出るため、シワ予防にも効果的です。

また、イソフラボンはシミの原因となるメラニンの生成を抑制する働きもあり、シミの予防・改善なども期待できます。

さらに、イソフラボンはニキビの抑制にもよいとされています。イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをすることで、皮脂の大量分泌を抑えることができます。自然とニキビのできにくい肌になり、ニキビ解消につながります。。

【効果３】　ムダ毛、ひげの抑制

イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをすることで、ムダ毛・ヒゲなどの抑制にも効果的です。ムダ毛・ヒゲを薄く目立たなくする効果があるので、女性だけでなくヒゲが濃い男性などにもおすすめです。顔と身体兼用の、全身用のイソフラボン化粧水も発売されています。